なぜ英語教育は間違うのかー処方箋とは

冒頭、当校でのレッスン受講を希望される方に明確に申し上げます。エスティームは耳ざわりの良い魔法の言葉で、生徒さんを安易に勧誘する、単なる営利目的の教室ではありません。又、「ただ英語を話せる」だけの外国人講師を雇っているスクールでもありません。もし、私が経営者で利益という視点でのみスクールを経営するならば、英語を教えるスキルを持たない外国人講師を雇い、レッスンとは名ばかりの「英会話ごっこ」を提供しているでしょう。でも、それではエスティームの社会的存在意義はありません。私はスクール開校当初から、「レッスンの質が命」で「利益は二の次」でやってきました。現在も今後ともその方針は一切ぶれないことを、まずお約束します。当校での受講を希望される方には以下に上げる点について十分留意して頂きたいと思います。

1.日本における語学習得の基礎はあくまで読み書き
最近成人の生徒さんには、中学一年生の三単現のSやBE動詞と一般動詞の段階でつまずいている方が少なくありません。こういう状態では「英会話ごっこ」程度のレッスンを何十年続けていても意味がありません。ですので、文法の基礎をしっかり身につけていただきます。その段階のレッスンは決して楽しいものではありません。中学義務教育レベルの基礎的英語力が無いにもかかわらず、「楽しい英会話ごっこ」をお求めの方には当校は向きません。どうか他スクールを探して下さい。逆に中学レベルの初歩からきちんとやり直したい方は大歓迎です。

相手が自然なスピードで話す英語を理解するには、それなりの情報処理能力が必要となります。その最低ラインはまずは1分間に150語の文書が読める速読能力です。なぜなら英語圏のニュースキャスターがその位の速さで話しているからです。英語のニュースが遅い、と感じられる(余裕を持って理解する)には1分間300語程度の速読力が必要です。つまり150語を第一段階として、そこからどんどん読解スピードを上げていくことが必要なのです。ただし、意味が理解できないのに、でたらめな読み方をしてはなりません。
2.受験英語=諸悪の根源は大間違い!
そのためには学校英語で扱う五文型はやはり大切なのです。英語教育の現状を全く知らない無知な評論家や政治家は「受験英語=悪」というレッテルを貼りたがります。その議論の延長線上にはセンター試験に代わって、英語テストの外部委託というおぞましい政策変更が待っています。現在のセンター試験のレベルを山登りに例えるなら、将来実践で使用可能な英語レベルを10とすると、7合目程度に到達する大切な土台を提供しているのです。センター試験レベルの英語が難しいようでは英語は使えるようには絶対になりません当校では英語の構文150など大学受験対策でよく使われる参考書なども、一般英会話のレッスンに積極的に使用していきます。
3.発音練習の徹底
当校ではまず発音練習を徹底的に行います。発音記号が読めることが自立した学習者へと飛躍できる大前提です。カタカタ英語は百害あって一利なし。日本に在住の外国人は日本人の発音に寛容(特に人気商売でやっている英会話スクールの外国人講師の大半)ですが、ひとたび外国へ出ればいい加減な発音は通用しません。100%を求めているわけではありませんが、最低限の許容範囲があります。通じない発音を見過ごして指導することは絶対にしません。
4.TOEIC対策コースは提供しません。
TOEICは日本と韓国でしか通用しないガラパゴステストです。対策して取得した点数には何の意味もありません。本質的英語力がつけば点数が上がるのは自明のことです。ですのでTOEIC対策をご希望の方は他スクールをお探し下さい。TOEIC900点以上取得した生徒さんも指導したことがありますが、それでも仕事レベルで見ると不十分な英語力の方がほとんど、と言って過言ではありません。語学力を四択の選択問題のみで測ろうとするのはナンセンスです。(受験料が高額で、一流の面接官を採用しているケンブリッジ英検やIELTSは違いますが。)近年、TOEIC点数取得そのものが目的化している本末転倒な企業が多いのはおぞましい現実です。TOEICの点数はあくまで対策せずに伸ばすべきものです。
5.語学習得は容易ではありません。
日本人が日本語と異質なヨーロッパ言語の英語を習得するには相当のエネルギーが必要です。受講希望者の方には是非それなりの覚悟を持って貴重な時間とお金を投資して頂きたいものです。「何となく週に一回や二回のレッスンを受講すればそのうち上手くなるだろう」という甘えた考えは一切排除して下さい。〇〇〇ラーニングのように聞き流せば英語が話せるようになるという魔法の薬など存在しません!

まず初めに「最低月4回は絶対に時間を確保し、レッスンを受講する!」という強い気持ちはありますか。なければ時間とお金の浪費にしかなりませんので考え直して下さい。なお出席率が悪い(キャンセルが多い)生徒さんについては、こちらから退会を勧告しますので予めご了承下さい。

以上耳の痛い話しをしてきましたが、入会後に想像していたのと違った、と言われても困りますので是非ともご理解下さい。


イギリスのパブにて職場の同僚と
職場のスタッフ全員と記念撮影
施設利用者と笑顔で
愛用の1840年製19世紀ギター。現代ギターより小ぶりであるが、その音色・音量ともに現代のギターにはない渋い魅力を持っている。
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第2希望まで教えて下さい。

英検、TOEICなどお持ちの資格があったら教えて下さい。

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