ミスタービーンの毒舌日記


音読の重要性

投稿日時:2020/10/28 09:08


最近音読の重要性が英語学習において強調されています。確かに音読は大切です。ただし、大切な条件があります。間違った発音のままでも構わないのでしょうか。それは百害あって一利なしです。そもそも学校の先生は音読の重要性を語る前に、その前提して発音指導をまずはきちんとするべきです。

IPA(International Phonetic Alphabet)発音記号の指導をきちんと受けたことは皆さんありますか。受験生でも一般成人の方でもほぼ皆無に近いのが現実です。そんな状態で音読の効用を語るのは非常にナンセンスと言わざるをえません。

例えば damageという単語きちんと発音できますか。ダメージと発音するようでしたら音読はしないほうがよいです。間違った癖は一度見についてしまうとなかなか修正できません。これは英語だけに限りません。

私はクラシックギターを長年弾いていますが、最初の先生が悪かったせいでひどい右手のフォームを教え込まれました。その結果別の先生のところでは、「それを直すにはしばらく曲は弾けません」と言われました。それほど一度ついた癖は修正できないものです。私の場合は右手首を事故で骨折し、そのリハビリの過程で全く一から右手のフォームを修正することになりました。その結果理想的な弾き方ができるようになったわけです。

音読する前にまずは正しい発音記号の読み方を学びましょう。又IPAをきちんと指導できる先生に習いましょう。それをスルーするスクールは第一歩を間違える元凶になりますよ。



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