よく、日本人は「読み書き」はできるけど、「話したり聞いたりするのが苦手だ」ということが一般的によく語られます。だから、多くの英会話スクールは話すことに重点を置いた楽しい?レッスンを提供しようとします。
正直言って、この前提そのものが誤っているのです。実際TOEICを受験される生徒さんの悩みの多くは、READINGセクションが最後まで終わらない、ということですし、いわゆる「ゆとり世代」の学校教育で育った学習者を教えていると、最低限必要な中学生レベルの文法もあやふやな状態であるケースが非常に多いことに気づきます。
英会話スクールのバブル時代においては、生徒さんは受験のためにみっちりと文法をやっていました。英会話スクールも、ある程度の読み書きができる、という前提で生徒さんを教えていれば確かに良かったのです。その前提はもはや通用しないのです。中学レベルの文法がおぼつかない状態で、英語を話そうなんて絶対不可能です。
つまり多くの英会話スクールが売りにする「英語を話す練習」ばかりしていても意味がないのです。この現実を直視して向き合う姿勢があるスクールは良心的だと言えますが、どうしても巧みなセールストークにより、その気にさせられてしまい、「楽しく話すことが、英語を話せる近道なんだ」となんの根拠もない錯覚を起こしてしまうのです。
英会話エスティームでは、生徒さん一人一人の抱える問題に正面から向き合うことがスタートラインです。決して楽しいだけでは英語力は向上しない、ということをはっきりと申し上げたいと思います。楽しいだけなら、わざわざプライベートレッスンを受けてまで英語を学ぶ必要はないでしょう。
スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4スキルをバランスよく配合したカリキュラムをエスティームでは提案します。学問に王道なし。楽しいことばかりではありません。英語を将来の一生の財産にしてもらいたい、それが私の願いです。