私は三年前、県内有数の進学校に入学しました。この学校は中学三年生の頃の私の学力より、少し上で難しいかもしれないと言われていましたが、落ち着いて勉強や部活に取り組め、とても楽しそうなその志望校に行きたいと強く思っていたので、挑戦してみました。そして見事に合格しました。
ですが、やはり私の学力より上を受けてしまったということもあり、勉強についていくのはとても大変でした。特に、英語はとても苦手でした。正直、長文を見るだけで、頭が痛くなるようで、読む気もおこらず、「こんなの読めないに決まっているだろう」という感じでした。そして模試では200点満点中70点程度というような、もうどん底でした。
でも、そんな点数ばかりを取っているとやはりだんだん危機感を抱いてきました。このままではまずいと思いました。そして一年生の冬、親戚が自分も通っている英語教室を紹介してくれました。そこの先生は英語がペラペラで、発音も今まで聞いたことのないくらいに良い!と聞いて、なんかすごい、そんな先生に英語を教えてほしい、点を上げたい!と思いました。そして二年生から、清水先生にお世話になることになりました。
今でも覚えていますが、第一回目のレッスンは本当にびっくりしました。こんな発音が良くて、ペラペラな先生は見たことがない!と。まるで外人さんがしゃべるようです。清水先生は最初に発音記号や発音の仕方を教えてくれました。こんなことは学校では教えてくれません。そして、英語は文法が大切だということで文法をし、速読英単語の入門編から徐々に進めていきました。そんなふうに速単の長文を読んでいくうちに、英文にも少しづつ慣れていき、前ほど抵抗がなくなっていきました。