ミスタービーンの毒舌日記


共通テストリスニングについて

投稿日時:2020/11/05 09:08


この段階にきて共通テストリスニングの第三問が二回読みから一回読みへ変更されました。こんな大きな変更が試験数か月前になされるとは前代未聞です。今後の共通テストについてはおそらく近い将来全部一回読みに統一されるかもしれません。英検が既にそうなっているので、その可能性はかなり高いと思えます。

後半のテストではかなりまとまった講義を聴いて、複数の質問に答える形式があります。こういった問題に対応するには実はリーディング力が鍵となります。問題を聴く前に設問に素早く目を通す速読力が求めらているということです。リスニングテストはそういった意味では速読力テストと言っても過言ではありません。

普段どういった学習が必要でしょうか。それは英文を一方通行→に読むことを普段から徹底しなければなりません。←の方向に極力後ろから訳し戻すプロセスを削除しなければなりません。リスニング対策の第一歩は実はリーディング力にあるのです。速読といっても正確な構文理解に基づいたものでないと意味がありません。

これからの受験生が取り組むべき教材は英語の構文150のようなものです。基本文は暗唱できるぐらい繰り返しやると効果的でしょう。去年当校からセンター試験満点(それもリスニングを含め)を獲得した生徒さんがいました。彼が一番力を注いだのは構文150でした。学校では構文の教材を敬遠する傾向にありますが、今こそその重要性を見直す時です。当校では構文の教材は必須となります。

共通テストですが、今の情勢を見ると来年から全て一回読みに統一されるということもありえるかもしれません。そのためにはまずはあなたの発音そのものを見直しましょう。音読は大切です。しかしデタラメの発音で続ければ逆に百害あって一利なしです。当校ではIPAを受講当初に徹底的に教えます。発音記号が読めなければ発音は絶対に修正できません。そしてカタカタ読みで書いてある教材は絶対にパスしましょう。かなりレベルの高い教材でも残念ながらカタカナが書いてあるものが存在します。

小学校から英語をやっているのに受験教材にカタカナが必要なんて意味不明です。ネイティブの発音が理解できるには英語の音韻体系をきちんと理解するのが第一歩です。それをきちんと教えられないスクールや先生は絶対に避けましょう。



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