ミスタービーンの毒舌日記


悲惨な英語教師の英語力

投稿日時:2015/05/26 08:55


公立中学校、高校の現役教員の英語力を文科省が調査した結果が新聞記事にのっていました。あまりに悲惨な状況に声も出ません。英検準一級以上を取得している高校教員は日本全国で55%だというのです。中学にはこれに遠く及びません。英検準一級は高校生でも挑戦する子がいます。私も高校生で合格した生徒さんを指導したことがあります。そもそも、英検準一級程度も持たないで教員資格を取得できる、現在の制度はナンセンスではないでしょうか。そういった現状で「英語を英語で教える」などという改革を叫んでも百害あって一利なしなのは明白です。だって「やぶ医者」にかかるのと同じですから。英語が話せない教員に、英語が上手になる処方箋を出すなんて不可能です。文科省は英語教員の採用基準を抜本的に見直すべきです。本来、英語教師は英検とかTOEICの点数に一喜一憂するレベルであってはなりません。その段階は学習者と同じです。日本の英語教育の将来は真っ暗です。残念ながら。だからこそ、私の果たす使命の大きさを改めて再認識させられるのです。


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