ミスタービーンの毒舌日記


時代錯誤の業界

投稿日時:2012/08/20 15:40


最近、テレビのCMによく出てくる新しい英会話スクールがある。母体は福祉分野で実績のある某大手会社である。市場は、この会社の英会話事業参入を懐疑的にみている。そのことは不安要因として株価にも現れている。

NOVAを初めとした大手が経営破綻に至った経緯を、はたしてきちんと検証して立ち上げたかどうか、非常に疑問である。そもそも私の持論であるが、日本でまともなEFL教授資格を持ったプロのネイティブ講師を探すのは大変である。しっかり研修すると言っているが、それはどこの大手英会話スクールも今まで使ってきた常套句である。私も某英会話スクールのアメリカ人講師を雇ったことがあるが、不定詞・現在完了・動名詞など基本的な文法用語の意味さえ分かっていなかった。こんなレベルの先生に生徒は何十万という大金をつぎ込んできたわけである。

一流の語学教育を提供したいならば、多くのスクールを短期間で全国展開するなんてことは不可能です。増やせば増やすほど教育の質は劣化していきます。これはラーメン屋と同じです。一店舗ではやっていたラーメン店がチェーン展開すると、まず味が落ちておきます。なぜなら、創業者の精神をきちんと引き継ぐことができなくなるからです。

今、全国展開中の○○さんに、そもそも英語教育にかける情熱があるか?というとホームページを見る限りあまり期待しない方がよさそうです。NOVAよりちょっとましかな?くらいですね。しかも、料金はHPを見る限りべらぼうに高いです。

エスティームは大規模な宣伝活動は行っておりません。なぜなら広告費(それもTVコマーシャル)なんか使えば、その分が生徒さんの授業料にダイレクトに跳ね返ってくるからです。私は宣伝費を稼ぐために事業をしているわけではありません。あくまでも生徒さんのレッスンから収入を得ているのです。スクール選択は慎重にしましょう。過大なTVコマーシャルをしているところは要注意です。

 

 

 



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