ミスタービーンの毒舌日記


間違えている英語学習法その1

投稿日時:2012/12/19 16:11


今日からシリーズで間違えている英語学習法についてお話したいと思います。というのは、せっかくやる気があっても方向性が誤っているばかりに努力が無駄になっている人を、あまりにも多く見かけてきたからです。私の大切な役割は、その努力のベクトルを正しく向かせることです。今回は、「英語を話す神経回路の構築」についてお話ししたいと思います。次のやりとりの例を見てください。

Teacher: What do you usually have for breakfast?   Student: I usually eat rice and miso soup.

このやりとりで何か問題が感じられないでしょうか。確かに文法的に何も問題ありません。しかし、生徒さんの思考回路に大きな問題を感じます。質問の動詞はHAVEを使っています。しかし、答えはEATを使っています。なぜ、そう答えたかというと、生徒さんは一度質問を訳してからもう一度英文にしているからです。思考プロセスは英語→日本語→英語という流れになっています。私は、このように答えたケースでは、もう一度英語の質問を復唱させ、HAVEという動詞を使わせて答えさせます。なぜならば、そうしないと英語→日本語→英語という間違った思考プロセスを固定化させることになるからです。それでは、いつまでたっても英語は上達しません。

 

特に初心者の場合では、主語+動詞という語順で話すことが大切になります。センテンスで話すことを徹底しないと、すぐに単語だけのやりとりに落ち着き、何年英語を勉強しても進歩しないという状況に陥ってしまいます。

 

実は、大手スクールではこの「英語を話す神経回路の構築」をきちんとやっている所はほとんどありません。その結果、他スクールで何年か勉強しても、エスティームに来ると、「主語から話して下さいね。」と注意しなければならなくなります。本当に時間とお金の無駄ですね。できれば、これから英語を学びたい、と考えている方には最初から当校で学んでほしいものです。悪い癖を治癒するのは容易ではありませんので。

 



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