ミスタービーンの毒舌日記


うれしい知らせ

投稿日時:2013/09/01 10:21


二年以上教えていた某大手製薬会社の生徒さんが、英語力アップで希望の部署への転属を勝ち取りました。最新の体験記を載せましたが、彼は入会時にTOEICが700点程度あり、会社からもかなり期待されていたようですが、いざ外国人と話してみると全く歯が立たず悔しい思いをしたそうです。

世の中にはTOEICの点数を上げることに多大なエネルギーを使う人が多いですが、物事の本質を見誤ってはなりません。700点取っても、800点とってもそれは「英語が使える」ということでは全くありません。客観的事実を述べましょう。全世界で認知されているTOFELとは違い、TOEICというテストは日本や韓国などのアジア諸国でしか通用しません。つまりグローバルスタンダートのテストとして認知されていないガラパゴステストなのです。面接を含め4スキルを測るケンブリッジ英検、IELTSなら点数に妥当性があるでしょう。それに対し、TOEICは「聞く」「読む」という2つのスキルしか測らない欠陥だらけのテストです。しかも、ゲームを攻略するかのごとく、多くの対策本が出ています。TOEIC対策をして上がった点数は、本当の英語力を反映しません。だから私は全く無意味だと考えています。

体験記で紹介した生徒さんは全くTOEIC対策をしませんでした。でも点数は自然にあがりました。それは彼の偽りない英語力向上の証です。私はそこことを誇りに感じています。エスティームが目指すものは、まさに偽り無い本質的英語力の養成です。ですので、TOEIC対策は一切提供しておりません。入会されてからTOEIC対策を、と言われても困りますので、本質的英語力向上を目指すのでなく、TOEIC点数アップが目標なのであれば、入会をお断りしたいと思います。英語力UP=TOEIC点数UPにつながりますので、近視眼的目的での受講はくれぐれも慎んで頂きたいと思います。

何のために英語を勉強するのでしょうか。本質的英語力向上を忘れて、TOEICスコアの奴隷になっている学習者が多いことにこの国の英語教育の浅はかさ、危うさを感じずにはいられません。テスト対策をすることにより、本質的英語力向上につながる良質の試験も存在します。例えばケンブリッジ英検です。私も昔受験しましたが、2時間という時間で350語程度のエッセーを二つ書かなければなりませんでした。しかも、文法が正しいのは当たり前で、大学レベルで通用する論理的パラグラフ構成までも求められました。こういった類のテストにはごまかしは一切通用しないので、テスト対策=本質的英語力向上につながります。しかし、TOEIC対策には本質的英語力向上につながる部分は全く皆無と言って過言でないでしょう。そんな無味乾燥な対策に時間を浪費する前にやるべきことは山のようにあります。エスティームは、それを提案していきます。


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